陶芸と地域づくり

会社を辞めて、陶芸をはじめるために、京都の職業訓練校に通う人のブログです。

職業訓練2日目にして資金難に陥った原因。

私は今年3月末に、京都府外から引っ越してきて職業訓練を受講しています。

やはり新生活となると、いろいろとお金がかかります。まあ、そんなことはわかっていたので、うまいことやりくりをしながら問題なく新生活をスタートしました。

うまくやりくりをしていたはずでした。

 

ところがどっこい、当初見込んでいた収入が得られないトラブル。見立ての甘さにより発生した思わぬ出費。これらにより職業訓練2日目にして資金難に陥ってしまったのです。

そこで今回は、資金難に陥ってしまった現状の分析と原因についてまとめさせていただきます。

もし同様に新天地で職業訓練を受けるような人がいたら、参考になると幸いです(こんな人が他にいるのかは疑問)。

 

 

コトの発端

時は職業訓練初日、入校式の後までさかのぼります。

入校式終了後、訓練2日目以降の流れと提出書類等々の説明をいただきました。訓練校の教員の方から配布された資料の中に含まれていたのは入校料の振込用紙と購入する教材のリスト。

これらの存在は事前情報で把握していました。どちらも入校案内やホームページに、はっきりと明記されています。ましてや入校料についてはネットサーフィンをしている中で入校後してすぐの支払いとなることを知っていました(実際の支払期限はしばらく先だったので余裕がありました)。

しかし、教材費。その金額はトータルで8万5千円ほどでしたが、その内訳は、細々した教材や研修旅行費等も含まれています。さらに必要となった時に都度都度支払いと書かれていたので、入校後すぐに何か教材を購入しても、まあ1万円とかそんなもんかなとタカをくくっていたのです。

しかし、資料に記載されていた金額は…約5万円。おっと。なかなかですね。それで、期限は明日。明日!?つまり訓練2日目です。

これは、アウトです。5万円という金額は確かに大きいですが、本来資金難に陥るほどの金額ではありませんでした。しかし、期日が翌日となると話が別です。

 

資金難となってしまった要因

①「移転費」の振込時期の見立ての甘さ

ハローワークでは、ある一定の条件を満たすと、就職や職業訓練の受講等のために発生する交通費補助と移転費が給付がされます。

この移転費を用いて新生活の家具・家電などの必需品を取りそろえる予定だったのです。ネット通販を用いてクレジットカードで支払えば給付後にクレジットの引き落としの予定でした。

しかし、実際の振込が4月末~ゴールデンウィーク頃になるとのこと。想定よりちょっと遅いですね。。うーむ。。

 

②転居前におこなっていたアルバイトの給料の振込がまだであること。

転居前にアルバイトをしていて、そのお給料が4月10日に振り込まれる予定です。しかし、教材費の支払いは4月6日。ちょっと間に合いませんね。。

 

③クレジットカードの引き落とし日等を考慮すると…

ここからは少しわかりづらいのですが、普段の生活費口座と②の給料口座は別です。そして、①の移転費で支払うはずだったクレカの引き落とし日は、、4月10日。これにも②のお給料はぎりぎり間に合いません。

ここに、教材費がのってくるとー…?

ダメです!6日~9日まで口座からおろせるお金はほぼ0円です!

ちょっとややこしいのでイメージ図(筆者作成)

 

「でも、お財布にお金入っているんでしょう?」…もちろん入っていますよ、1500円という大金が。

 

資金難の原因

ここまでの現状分析を見て、多くの人が「なぜそんなギリギリの状態で生活をしているのか。口座にもっとお金を入れておけばいいじゃないか。」とおっしゃるかもしれません。

ごもっともな意見なのですが、私も実は仕事を辞めたのが今回初めての経験で、これほどまでに貯金がすごい勢いで減っていくとは思っていなかったんです。ここも見立てが甘かったですね。。

まぁ、その根本的な原因は記事の趣旨から外れてしまうので、今回の転居後の収入・支出の面での原因をまとめてみます。

 

ハローワークからの給付は、実際に転居した日からラグがあることを認識していなかった。

今回の「移転費」や雇用保険等の給付されるお金は、申請する人数や手続きの工程の増加などによりラグが生じます。移転費は転居後から約1カ月程度あと(これは申請する人数にもよります。私が通う職業訓練校は全国から転居して受講する人が多いため、申請する人数が多くなるとハローワークで説明を受けました。)、雇用保険は転居後1カ月と2週間程度あとが給付予定となります。

つまり、転居して1カ月はハローワークからの給付金をあてにして生活するのはリスクが高いということです。

 

職業訓練校で発生する支払いの時期や金額を電話等で確認しなかった。

入校する前は、ホームページやオープンキャンパス等で公開されていた情報で満足し、もう一歩先まで調べることをしなかった点は、あまりにも詰めが甘かったと思われます。自身の生活がかかっているのに楽観的過ぎましたね。

教材費は毎年発生しているものですから、内訳や支払い時期、時期ごとの支払金額などは、職業訓練校側にそれほど大きな負担を掛けずに確認いただけたはずです。

特に新生活が始まってから1カ月間の支出は、より注意深く計算し、綿密な計画を立てるべきですね(至極当然の話ですけどね)。

 

さいごに

アルバイトのお給料が振り込まれるまでの4日間、資金難に陥ったわけですが、幸いにも冷凍庫の中に冷凍パスタ、そして袋麺×5があるので、とりあえずは何とかなりそうです。本当にどうにもならなくなったらクレジットカードで支払うしかないですね。

現金1500円は何かあった時のために取っておきたいところ。

 

今回の記事を書いていて、社会人生活最初の1カ月も、今ほどではないですがぎりぎりの生活をしていたことを思い出しました。その時の教訓をきちんと分析しておけば今回の事態を少しは避けることができていたかもしれませんね。

 

職業訓練は1年間で終了するので、そのあとにやってくる新生活では失敗をしないようにしたいところです。