訓練校で学んだことは仕事で活かせているのか。(訓練校を卒業しての振り返り①)
前回のブログ更新から100日以上経過していました。
ブログを更新していない間に陶工高等技術専門校を無事に卒業することができました。
卒業してすぐにでも、「卒業しましたー」って感じでブログを書こうと思っていたのですが、引っ越しや新生活が慌ただしく、瞬く間に3カ月近く経過してしまったのです。決してめんどくさかったわけではありません。断じて。
でも、完全にブログを放置していたわけではなく、たまにアクセスとかあるのかなーと様子を覗いていました。すると、こんなつたないブログなのですが、たまに訪問してくださっている人がいるようで、「ありがたいなー。もうちょっと良い情報とか発信できると良いなー」とちょこちょこ思っていました。
また、きたる7月20日に訓練校のオープンキャンパスもあるようです。オープンキャンパスに向けて、訓練校に関心がある人に情報を提供する良い機会ではと思い、ついに重ーーい腰を上げることにしました。
※なお、個人的には、訓練校に関心がある人はオープンキャンパスには行ってみた方が良いのではないかと思っています。過去にそんな感じの記事も書いたので良ければどうぞ。
さて、本題ですがタイトルにある通り、せっかく訓練校を卒業したのだから、「卒業してみての振り返り」をしてみたいと思います。
卒業してみて振り返ってみると訓練校に通うことに意味があったのか、とかそういったことを書いていけたらいいかなと思っています。卒業した身ですので、変に気を遣うことなく、自由に書いていければいいなと思っています。
いくつか記事を書ければという思いで「振り返り①」なんてつけちゃいましたが、その②があるのかどうかは、未定です。
■訓練校で学んだことは、働きながら活かせている部分もあるかも。
私は今、とある窯元で弟子(スタッフ?)として働きながら、引き続き陶芸について勉強をさせていただいています。訓練校で1年間勉強したとはいえ、まだまだぺーぺーですから、うまくできないことのほうが多いです。ですが、仕事をしながら「訓練校通っててよかったなー」と感じることもあります。雑多に書くとまとまらなそうなので、今回は特によかったなーと感じる2点を紹介したいと思います。
1.働き始めがスムーズだった。
スタッフとして働き始めて様々な仕事をやっていますが、いずれも訓練校で少なからず触れたことがある内容であることが多いです。訓練校ではロクロの技術向上をメインに学びますが、その他の作業も勉強する機会があります。
やはり一度やったことがあると、作業内容の理解も早いです。また、訓練校では多くのクラスメイトが同一作業を行うので、たくさんの「成功例」や「失敗例」を見ることが出来ます。その様子を思い出すと「こうした方がいい」「これはしちゃまずい」というのが、少しだけわかります。なので、なんとなくコツのようなものもつかむのが早いような気がします。
まったく陶芸をやったことがない人と比べると事前の知識があるので、1から10まで教えてもらう必要がなく、割とスムーズに仕事を始めることが出来たと思っています。
2.技術の上達が早い(ような気がする)。
自分の技術の向上のために、作業しながら日々「どうしてうまくいかないのか」を考えることが多いのですが、その時に訓練校で先生方が言ってたことを思い出して、対策を考え付くことが多いと感じます。
実は、訓練校に通いながら指導を受けた内容で、あんまり理解できないことも多々ありました。ですが、卒業から3カ月経ち、新しい課題にぶつかったときに理解できなかった指導を思い出すと「こういうことか!」とひらめく時もあります。
自分で考えながら課題をクリアできるので、悩む時間も少なくなって技術の上達が早いのではないかと思います。
■さいごに。
弟子入りしてみて、やっぱり訓練校に通ってよかったなと思います。私は「師匠の作業を止めたくないなー」とか「何度も聞きづらいなー」とか思って、質問するのを気怖じしてしまうタイプなので、はじめからある程度知識を持って作業できるのが良いなと思っています。
でも、逆に言えばそういうのが気にならない人にとっては、もしかすると憧れの作家さん陶芸家さんのところにすぐに弟子入りした方が、必要な知識を効率よく得ていくことが出来るのかもしれません。
考え方は人それぞれなので、もし私と似たようなタイプの人は訓練校に通うことを検討してみても良いのではないでしょうか。
基本課題が終わったので、どれぐらい技術が身についたのか振り返ってみる話。
ブログの更新がずいぶんとご無沙汰になってしまいました。端的に言うとさぼっていました。言い訳をすると、日常のあれこれを細かくブログに書こうにも、思ったより変わり映えしないなと感じて要所要所で記事を書こうと言い聞かせていました。
そんな重い腰を上げてブログの記事を書こうと思ったのは、1つは訓練校の基本課題(決められた規格の製品をいっぱい作る訓練)が終わり一区切りがついたこと。そしてもう1つが訓練校の2次募集が開始したことです(1月26日まで)。


このブログを今見てる人は、「訓練校に関心があり情報を集めている人」ではないかと思います。
そんな人に対して、一通りの訓練を通じて感じたことを記事としてまとめると、ちょっとは役に立つのではないかと感じたからです。
今回は、せっかく基本課題が終わったので、課題を通して「どの程度技術がついたのか」についてまとめてみたいと思います。
あくまで、個人の感想になるので、どれぐらい参考になるかわかりませんが、、少しでも記事を見ている人の役に立てば幸いです。
■訓練を通じてどの程度のものを作れるようになったのか。
前提として、記事を書いている人物は入校時、アラサーの陶芸未経験者です。訓練校入校まで会社員をしていました。
そんなんですから、最初はすごく苦労しました。粘土に触れるのも初めてだったので、「どう触ると、どう動くのか」などの特性のようなものが全く分かりません。
初めて、それっぽいものをロクロでつくった時の写真がこれです。

この写真を撮ったのが5月2日です。入校から約1ヶ月少しずつ粘土に慣れてきたという感じです。今見るとぐちゃぐちゃですが、当時は「成長したなぁ」とか思っていました。
そして、ここから今年の1月頭に基本課題が終わった時の写真です。

時間はかかりましたが、大きなものをある程度作ることが出来るようになりました。もちろん技術としてはまだまだまだまだなのですが。
お世辞も入っていると思いますが、先生から「最初と比べるとずいぶん良くなった」と言っていただけて、内心舞い上がっていました。
ちなみに私は同じコースの人たちの中では、基本課題の最初から最後まで、1番遅い集団に属していました。ですので、もっと早い時期に基本課題を終えるだけの技術を得ている人もいます。
■では実際、どれぐらい技術が身についたのか。
訓練校での基本課題を通じて、ある程度の技術を身に着けることができたと思います。「ある程度」とつけているのは、自分が作ったものを自信をもって商品として売っていくためにはまだまだ勉強が必要だと思うからです。
実際に、自分でデザインした器を作る「応用課題」に取り組んでいますが、作ったもの一つ一つ形が少しずつ違ったりと、商品として品質が高いものを作るのは難しいなと感じています。
ですが、入校してから約9カ月でここまで技術を高めることが出来たのは十分かなとも思っています。
訓練校では分からないことはすぐに聞いて教えていただくことができるし、間違ったことをしていてもその間違いを指摘していただけます。そして、平日の毎日、みっちりと陶芸について学ぶことができるので、時間も十分に確保することができます。
陶芸を学ぶのであれば陶芸教室に通ったり、思い切って弟子入りしたりなど、いろんな手段があると思いますが、ここまで学べる環境が整っているのは訓練校ならではだと思います。
だからこそ、私としては短い期間で、かなりのスピードで成長することができたのではないかと感じています。
■最後に。
訓練校では、技術を身に着けるための環境が十分に整っており、通うことで多くの技術を身に着けることができるのではないかと、私は思います。
個人の感想になってしまうのであまり参考にならないかもしれませんが、訓練校に通うか迷っている人がいたら、この記事が役に立てばとてもうれしいです。
京都市では国民健康保険税の減免ができるという話。
職業訓練校に通うとなると、必然的に仕事は辞めて「求職」することになります。
そうなると、仕事による収入はゼロとなるので、貯金を切り崩すなり、雇用保険を受給するなり、訓練生用の給付金を活用するなり、何とかして生活するための資金を確保する必要があります。
しかし、職業訓練中に発生するのは日々の生活費のみではありません。税金を納めなきゃなりません、義務なので。
税金の厄介なところは、昨年度の収入をもとに金額が決定するものが多いので、仕事を辞めると、収入がないのに高額の税金を納めなければならなくなります。
これがまあ大変です。私は職業訓練校に入校する半年前に仕事を辞めて、九州の実家に帰っていたのですが、入校するまでの間に支払った住民税、国民健康保険税等々で貯金はスッカラカンになりました。
職業訓練校に通う間、収入が限られる中で税金を納めていると、まあしんどいんですが、京都市では、諸事情により収入が減ってしまった人が「国民健康保険税の減免」を申し込むことが出来るそうです。
(実家ではそんなことできなかったので、京都市は太っ腹ですね。。)
というわけで、申請しに区役所に行ってきました。
申請はいたって簡単。現在の収入を確認できるものと、まだ減免されていない段階の国民健康保険税の振込用紙を持っていくだけ。
なんと、15分ぐらいの手続きで国民健康保険税が最低金額まで減免されました。
これは、職業訓練校に通う身としては本当にありがたいです。何とか生活はできているものの、余裕があるわけではないですから。
丸底湯呑の沼、の話。
なんだかんだで、このブログを書くのは1ヶ月以上ぶりになってしまいました。
なぜこんなに期間が空いてしまったのかというと、ちょびっと忙しかったというのもありますが、一番の理由はそう、「丸底湯呑」という課題に四苦八苦していたからです。
なかなかうまくいかず、課題が進まない日々に心がすさんで、ブログを更新する元気が出なかったのです。
ですが、やっとのこさ課題が終わって、次の課題に進めそうなので、丸底湯呑の課題を少しだけレポートしてみたいと思います。
続きを読む箸置きを初めて作ってみて、感じた課題点。
必修課題で石膏型成形をやってみた。
陶工高等技術専門校の訓練の中には「必修課題」というものがあります。これは、普段やっているロクロを使った器の成型ではなく、手びねり成形(字の通り、手で粘土をひねって形作る成型方法)やタタラ成形(粘土の板を作って型に押し付けて、お皿などの形を作る成型方法)といった様々な成型方法を学ぶ時間があります。
そして、その必修課題の中のひとつで「石膏型成形」というものがあります。これは、決められた形の「原型」を、石膏を使って形どり「型」を作って、粘土をその型に押し付けて「型抜き」することで、同じ形を量産できる、という成形方法です。
この石膏型を使って、実際に箸置きを作ってみました。ずっと前に記事で書いた箸置きのデザインの課題は、この石膏型の必修課題に繋がっていたんですね。
続きを読む久しぶりの土もみの話。
土もみの抜き打ちテストの通告。
昨日の訓練終了後。突然、先生から「朝から土もみのテストをする」と通告を受けました。最近はロクロに座ることを優先して、土もみが疎かになっている私にとっては寝耳に水です。しかも、合格しない限り、始業から1時間45分間ずっと粘土を揉み続けることになるというのです。
絶望しかないですが、やるしかありません。毎日書いている次の日の目標シートに「あきらめない」と記入して、次の日に備えるため急いで帰宅しました。
土もみのテスト、案の定、、
テスト当日、朝の授業前に土もみをして、テストに備えます。先に土を揉んでおくことで始業後にすぐテストを受けるという作戦です。同じことを考えている人は結構いて、教室は朝から大混雑でした。
そして、テストですが早速NG。昔ほどではありませんが、やっぱりちらほらと空気が粘土に紛れ込んでいます。この空気が、ロクロを挽く時にちぎれたり、焼いている時に器が割れる原因となります。しっかりとなくなるまで再度テストです。
結局、7~8回ぐらい粘土を揉んで、やっと合格をいただけました。。とてつもなく疲れました。。
久々に土もみをたくさんやってみて。
土もみのテストはとてつもなく疲れましたが、久々にしっかりと土もみに向き合ったのはとても有意義でした。特に自身の土もみのやり方がまだまだ未熟であることが良く分かりました。先生のお手本も目の前で見ることが出来たのもとても良かったです。
しばらく、土もみに向き合っていなかったため、正しいやり方がわからなくなっているなーとは感じていました。ですので、抜き打ちテストは本当に勉強になったなと思います。抜き打ちテストは、今後も何度か実施されるそうなので次のテストでは一発合格を目指したいと思います。
仕事の段取りの話。
訓練以外の作業が色々と入ってきて、今週あんまり作業が進みませんでした。
今週の訓練は、なかなか思うように進まない日でした。作業としては相変わらず「小煎茶碗」を作り続けています。合計で80個も作らなければいけません。この1週間で20個しか作ることができませんでしたのでー、なかなか終わんないです。。
ただ、持てる時間全てを使って20個しか作れなかったわけではありません。座学の講義や釉薬の講義、その他雑務等々でなかなかまとまった時間を作ることができませんでした。
その際言われたのが、仕事の段取りをつけることです。焼き物をやっていく中で様々な雑務が舞い込んでくるのは当然のこと。その中で、納期に向けてロクロを挽き、適度に乾燥させて削って、焼いて、、、と段取り良く作業を進めていく必要があるとのことです。
これって、恐らくすべての仕事において必要になる技術かと思います。私の前職でも、大量のメールや先輩社員から突然頼まれる仕事等で思うように仕事が進まず、期限ぎりぎり…。なんて良くあることでした。
そして、この段取りをつける作業、めちゃくちゃ苦手な分野でもあります。計画を考えるまでは良いのですが、ちょっとこだわってしまったり考え込んでしまうような性格なので、計画通りに進まないことがほとんどなのです。でも、対策は明確です。ここまでに絶対にここまでやっておかないといけないという「デッドライン」をきちんと引いておくことです。前職の時は忙しくてきちんと予定を立てる余裕がなかったのですが、今はある程度時間に余裕があるので、デッドラインを含め段取りをつける練習もやってみようと思います。
デッドラインを挽くためにやること。
「デッドライン」をつけるためには、その週、その日にいくつ器を挽くか等、目標が明確である必要がありますね。個人的には今やっている「小煎茶碗」は来週いっぱいで終わらせたいですね。。ということは、残り45個程度は挽く必要がありますので「5日間で45個、小煎茶碗を製作する」ことが必要です。
次週5日間のうち、木曜、金曜日の2日間は乾燥した器を削って形を整えたいので、月・火・水曜日の3日間で45個。つまり1日15個。訓練は1日でおおよそ5時間なので、1時間で3つはロクロで挽く必要がありそうですね。普通の人なら余裕ですが、私はロクロ挽くのが遅いのでちょいキビです。というわけで「1時間当たり3つロクロを挽く」というのがデッドラインです。
確実に段取りをつけるために。
デッドラインを引けたので、そこを守って仕事を進めればいいのですが、次週も色々と雑務が入ってくる可能性も無きにしもあらずです。
というわけで、細かく予定を変更できるようにスケジュールをつけれると良いですよね。個人的に気に入っているのは、スマホアプリで24時間の円グラフで予定を管理できるスケジュール帳です。「一日予定表」みたいな名前だったと思います。
これは「24時間のうち、この時間でこれをする」というのが一目でわかるので、私のような、いろんなことを後回しにしてしまいがちな適当人間でも感覚的に「あ、急がないとやばいかも」というのがわかりやすいです。それから、必須の予定を埋めていくと、自然と空き時間が浮き彫りになる点も気に入っています。
とりあえずざっくりとアプリに入力してみたので、雑務が入ってきたときは少しずつ段取りを調整していこうと思います。目指せ次週、小煎茶碗終了!