陶芸と地域づくり

会社を辞めて、陶芸をはじめるために、京都の職業訓練校に通う人のブログです。

陶工訓練校のオープンキャンパスには行ったほうがいいのか。

私が通う「京都府立等高校等技術専門校(以下、陶工訓練校)」では、夏に「オープンキャンパス」が開催されます。公式ホームページの年間行事予定を見ると令和5年度は7月15日に開催されるようです。

昨年度開催されたオープンキャンパスに私は参加し、その後1次選考で合格し今年度無事に入校することができました。その経験を元に「ぶっちゃけ陶工訓練校のオープンキャンパスって行ったほうがいいの?」というテーマで記事を書かせていただきたいと思います。

前回の記事もそうですが、今、陶工訓練校に少しずつですが見学の方がいらっしゃっているという現状があります。また、私自身の話ですが、陶工訓練校について調べてもなかなか情報が集まらなかったという過去があります。ですので、陶工訓練校への入校を検討していて、今その情報を収集している人にとって、少しでも役に立てばいいなと思います。

 

結論:陶工訓練校のオープンキャンパスは行ったほうがいい。

早速の結論です。というか多分陶工訓練校ではない、いろんな訓練校に関するブログでオープンキャンパスは行った方がいいって書いてますよね。まあまあ、ちょっと待ってください。「くだらない記事書くなー!」なんて思わないでください。ちゃんとオープンキャンパスに行ったからこそ言える「なぜ?」を書かせていただきます。

 

オープンキャンパスに行った方がいい理由。

①入校試験の過去問がもらえる。

これが1番大きいです。昨年度の入校試験の際に出題された、学科試験の過去問がもらえます。試験の難易度は正直大したことはないのですが、早めに内容を確認しておくと、その分早めに準備に必要な期間を逆算して検討できます。働きながら入校試験を受験するような人は、あまり準備の時間を取れないと思うので、過去問を見て早めの準備をしておくと安心ではないでしょうか。

ちなみに、一応ハローワークを通じて、募集要項や過去問を取り寄せることはできるようです。しかし、ハローワークを利用したことがある方はわかるかもしれませんが、全国のハローワーク同士は必ずしも連携や情報共有はしていないので、少し手間取ると思われます。実際、私の実家の方のハローワークで「陶芸の訓練校に通いたい」と相談した時、「そんな訓練校あるの?」みたいな反応でしたし。

 

②けっこう大っぴらに質問に回答してもらえる。

オープンキャンパス中におこなわれる「入校説明会」で、施設の設備紹介やカリキュラム、入校試験等についてひと通り説明があった後、自由に質問することが可能なのですが、そこではけっこういろいろなことに回答していただけます。私が質問したことで特に印象に残っているのは、入校試験の選考基準についてです。年齢は選考において加味されるのか、京都府外よりも府内の人を優先するのか、デッサンの試験の合格基準はどうなっているのか等を確認し、過年度の実績を踏まえながら詳細に答えていただきました。

私は陶芸初心者であり、カリキュラムの内容について質問してもわからないことだらけであったので、入校試験のことやその後の就職のこと等について質問しましたが、「こんな技術を習得したい」「こんなことを学びたい」みたいなことを考えている人は、ミスマッチにならないように事前に話を聞いておくべきと思います。通い始めてから、やっぱり違う、、となるのは入校者・訓練校のどちらにとっても不幸ですからね。

 

③訓練生に生の声を聞ける。

オープンキャンパスでは、訓練生の方が講師となって「ロクロ体験」や「絵付体験」が開催されます。それらの休憩時間が12時~13時になるのですが、お邪魔にならない程度で直接話を聞きに行けます(私の時は、入校説明会のあと、話を聞きに行っても良いみたいなアナウンスがありました)。私はそこで、訓練は実際どんな感じかとか、どういう1日を過ごしているのかとか、訓練生の生の声を聞くことができました。訓練生の話が聞ける機会はオープンキャンパス以外では恐らくないので、かなり貴重な時間なのではないでしょうか。

 

さいごに。

陶工訓練校は、1~2年間というかなり長い期間の通学となること、そして外部から得ることができる情報がかなり少ないことから、オープンキャンパスという機会はかなり貴重なものとなると思います。職業訓練校に通うということは、人生において新しいことに挑戦する、場合によっては人生において大きく方向転換をするということかもしれません。ですので、慎重に準備をおこなうためにも、ぜひオープンキャンパスには参加してみてくださいね。