陶芸と地域づくり

会社を辞めて、陶芸をはじめるために、京都の職業訓練校に通う人のブログです。

訓練校の同級生が出店すると聞いてイベントに行ってみた。

京都府立陶工高等技術専門校の同級生の人たちは、陶芸教室などに通っていた経験者の人はいますが、基本的には、まだ陶芸を「業」にはしていない人が入校しています。

が、実は訓練生ではあっても、既に自身の商品を作って販売している人が少数います。そういう人たちは、実家が窯元で制作する環境が整っていたり、いろんな方法で自身のアトリエを準備して制作をしていたりと色々です。

まだ、自分の作品を世に生み出したことがない身としては、挑戦するバイタリティや自身の作りたいものや表現したいものが見えていることに、すごく尊敬を覚えます。

 

で、そんな尊敬する同級生の1人が、奈良のイベントで出店するとのことで行ってみました。イベント名は「ちんゆい そだてぐさ」です。

chinyui.com

会場に入ってすぐ、暖簾?がありました。

イベント会場に入ってすぐ、暖簾がかかっていました。「大将、やってる?」みたいにして通り抜けます。ちなみにイベント名にある「ちんゆい」とは金魚のことだそうで、暖簾にも金魚の絵があしらってありました。

中の様子。

会場内には陶芸だけでなく、木工、金工、ガラス等々、様々な作家さんのお店がずらりと立ちならんでいます。まずは、お目当ての同級生のお店に向かいます。

 

(個人情報も含まれるので、同級生の写真はありません。)

 

同級生テントでは、緑や紫など独特の色合いが美しいお皿、コップ等が陳列されていました。やっぱり、自身が作りたいものが既に見えているというか、美しい表現がすごいです。

同級生は自分の作品を作るうえで「もっとこうできると良い」といったことを話してくれました。自分の作品を作っているからこそ、もっと技術を得たいと感じたことが訓練校に通い始めたきっかけなのかもしれません。

 

当日の気温は27度。冷たいお茶とお菓子を差し入れして、同級生のテントを後にします。せっかく来たのでいろんな作家さんの作品を見ていきます。

器と箸置きを購入しました。

「ヨーグルトとかコーンフレークとか食べたり、スープとかを入れたりできる深めの器が欲しいな」と思っていたので、白い色合いと質感がきれいな器を購入しました(写真には写っていないですが。)合わせて、写真に写っている餃子の箸置きも購入。本物の餃子みたいにとぅるっとぅるです。

 

高いところから写真を撮ってみました。

郡山城址」でイベントは開催されていましたが、緑豊かだし、お城の雰囲気も相まってとてもいい雰囲気です。

お昼に食べたカレーナン。

作家さんだけでなく、いろんな食べもの、飲み物の屋台も立ち並んでいます。私はとっても香ばしいカレーナンを食べました。ナンがもちもちで、中にカレーが閉じ込めてあるのですが辛すぎずとても食べやすいかったです。これは☆5です。

 

奈良は少しだけ遠かったけど、会場の雰囲気も含めてとっても素晴らしいイベントです。同級生がお客さんと接客しながら作品を売っている姿を見て、とてもうらやましく感じました。自分の作品を世に出せることも、自分の作品を誰かの手に取ってもらえることも、その誰かに自分自身が会話したり関わることが出来ることも、すごく良いですよね。

いつになるかはわかりませんが、私も自分の作品を作って誰かに買ってもらいたいと強く思ったとても良い機会でした。