陶芸と地域づくり

会社を辞めて、陶芸をはじめるために、京都の職業訓練校に通う人のブログです。

【第1週目】職業訓練1週間の振り返り

今日は金曜日。1週間の訓練が終わりました。訓練が始まって初週ですが(正確には2週目なのですが、1週目はチュートリアルみたいな感じだったので、、)ちょっと振り返りをしてみようと思います。

毎週こんなことをするのかっていうとそういうことではないですが、せっかくの初週なので。節目節目で振り返りをしていけるといいですね。

 

月曜日:土もみからスタート

訓練のスタートは粘土をもむ作業「土もみ」でした。粘土の内部の水分量を均等にしたり、内部の空気を抜いたりするために、粘土を一生懸命もみます。

まずは先生のお手本を見て、荒もみ(水分量を均等にする)に挑戦します。が、身体の使い方がわからず、腕の力のみでもんでいたため、粘土が硬くてしょうがない。左手の手首も痛める。

またこの日は陶芸の基礎知識を深める「制陶法」の講義もありました。

 

火曜日:荒もみの続きから菊もみへ

月曜日に左手を酷使したため、全然動かなくなっていましたが、荒もみを頑張ります。はっきり言ってほとんどもめていなかったですが、気合で次の段階へ。菊もみ(粘土の空気を抜く)に挑戦しますが、これがまたしんどい。菊もみは左手中心でもみます。すでに左手が死んでいる私は限界突破して体を酷使してしまいます。

 

水曜日:菊もみの続きと道具作り

2日連続の左腕酷使に、それをかばうために自然と力の入る右腕と腰。3日目にして全身筋肉痛です。そんな中で菊もみ。ただ、午後から道具作りに入ると聞いていたため、気合で菊もみをします。午前中を何とか乗り切り、道具作りに入ります。陶芸では作業道具の多くを手作りするようです。いくつかの道具を午後いっぱい使って製作しました。

 

木曜日:菊もみと巻きあげその後初めてロクロに座る

引き続き菊もみをします。相変わらず全身の筋肉痛が続いていますが徐々に体の使い方がわかってきたのか、少しだけもむのが楽になりました。菊もみ後はロクロに粘土を乗せる準備、「まきあげ」という作業を練習します。これも曲者です。全くできませんが、午後からロクロに座ることになりました。

いざロクロに座っても苦難が続きます。まず体が硬いのであぐらがしんどい。京都ではあぐらでロクロ作業をするそうです。続いて粘土が全く動かない。粘土を縦に引き延ばす「土殺し(物騒な名前ですね)」に挑戦しますが、まったくもって粘土は動きませんでした。

 

金曜日:土もみと土殺しを引き続き。

荒もみ、菊もみ、まきあげ、土殺しを繰り返します。どれもうまくはできませんが、少しづつコツというか身体の使い方わかってきたようなわからないような。相変わらず体は痛くて仕方ないですが、動きが少しだけスムーズになってきました。

結局土もみは合格が出ませんでしたので次週持ち越しです。

 

1週間を終えての感想

週の頭に全身が筋肉痛で使い物にならなくなりましたが、気合で乗り切りました。体はとてもしんどかったですが、1回1回どうやったらもっとうまくいくか考えながら練習することはとても楽しかったです。1回で成功するよりもずっと楽しいですね。

訓練の内容はかなりハードでしたが、ハードなおかげで無駄な力が抜けたようにも感じます。また、ただただ無理な訓練を続けるのではなく、時折道具作りやロクロを挟むため適度に休憩をしながら訓練を続けれたように感じます。

またスケジュール的には「1週間で土もみ合格」が1つの目標でした。ですが残念ながら達成はならずです。残念なことですが、土もみは卒業まで繰り返し練習を続けていくものですし、そもそも中途半端な状態で合格をもらっても仕方がないので、引き続き頑張っていきたいと思います。

あと、あえて1週間を終えての反省点を挙げるならば、陶芸に適した体作りを先にしておけばよかったということです。土もみに必要な筋力や身体の使い方、技術等は訓練の中で覚えていけるものですが、訓練校に通う前から体づくりだけしておけば、この1週間でもっといろんな技術的な気付きを得て、深い学びがあったかもしれません。

体づくりのために、訓練校入校に先駆けて陶芸教室などに行ってみておいても良かったかなーと思います。