陶芸と地域づくり

会社を辞めて、陶芸をはじめるために、京都の職業訓練校に通う人のブログです。

日本伝統工芸近畿展に行った話

先日、訓練校の朝礼(朝は出席確認等のために必ず朝礼がおこなわれます)の際に、京都高島屋で「日本伝統工芸近畿展」が開催されていることが紹介されました。陶芸を含む近畿地方の伝統工芸作品が展示されるようです。

私は他の訓練生と比較して陶芸に関する知識がかなり乏しいです。ですのでこのような機会はぜひ活用して、様々な作品を見て知見を深めたいところ。決して訓練校生のための優待券があるから行くわけではありません。

京都高島屋までは、鴨川沿いに歩けば割とすぐにつきます。信号もなくとても快適なので、私は勝手に「鴨川高速歩行者道」と呼んでいます。

 

伝統工芸展は残念ながら写真はNG。出展者の方の作品を頑張って目に焼き付けることにします。

私のような初心者が素晴らしい作品の数々にコメントを書くことはおこがましいですが、あえてコメントすると、まずは1つ、素材の美しさというか、用いられる技法等によるそのものの美しさがとても素晴らしいと感じました。恐らく作家の方々は各々の伝統工芸に真摯に向き合い、その特徴や美しさの根幹的な部分を熟知しているから、素晴らしい作品を生み出すことができるのかもしれないと感じました。

もう1つは、人の手だけでは生み出せない、自然なゆらぎや色合い等が作品を強く魅力的にしていると感じました。陶芸でいうと釉薬の垂れであったり、温度差による色の変化であったり、様々な要素で生まれる色合いの違いや質感の変化などはとても美しかったです自分自身の手に負えない部分であるからこそ、自身の想像を超えた美しさが出るのかもしれないと感じました。

 

さて、様々な作品を見て具体的に自分の中で「今後こんな作品を作っていきたい」みたいな軸のようなもの見定めることはできませんでした。というより本当に素晴らしい作品というのは、自分の頭では想像できないようなものなのかもしれないなーとちょっと思いました。じゃあどういうモチベーションで陶芸続けていくのか、と言われると、、まだわっかんないですね。こんなんで良いのか自分。

家に帰るときも鴨川沿いを歩きました。鴨川沿いの建物って意外と時代を感じる建物が建っていて面白いです(もともと建築を勉強していたのでついつい目がいってしまいます)。建築やまちについてはなんとなーく軸というかそういうのはある気がします。でも、大学、、というか小さいころから何に興味があるかもわからずなんとなーく建築を学んでいました。陶芸も時間がかかるかもしれません。なので根気強くいろんなものを見て経験していこうと思います。