陶芸と地域づくり

会社を辞めて、陶芸をはじめるために、京都の職業訓練校に通う人のブログです。

菊もみは粘土にとっても地獄。

今日は火曜日。1週間は7日間で、諸説ありますが多くの場合は月曜日から始まって日曜日に終わるそうです。つまり1週間のうちの2日目がやってきたわけですが、すでに満身創痍です。

今日の朝目が覚めると左手が死んでいました。死んでいたというのはもちろん比喩表現です。布団から起き上がろうとしてふと見ると、左腕は横たわったままピクリとも動かなかっただけです。

そんなわけなので、今日の訓練はめちゃくちゃに大変でした。昨日に引き続き「菊もみ」という作業を延々と繰り返すのですが、腕に力が入らないので粘土をもめないのです。

火曜日ですでにこんな調子なので、明日以降はどうなることやらと思い、サロンパスを思いつくところすべてに貼りました。何とか本調子の8割でもいいので復活してくれるといいのですが。。

 

「菊もみ」という作業はざっくりいうと「粘土の中の空気を抜く作業」です。先生のお手本を見ながら繰り返し、なんとなーくそれっぽくなってきましたが、実はずっともやもやしていることがあります。

それは、なぜこの作業で空気が抜けているかわからない、ということです。

 

菊もみを見たことがない人も多いと思うので簡単に説明すると、「うるるとさらら」っていうエアコン、あるじゃないですか。あれのイメージキャラクターの「ぴちょんくん」。彼を粘土と思ってください。

粘土ぴちょんくんの頭の先っちょを左手でつかみ、紙を丸めるようにくるくるともんでいきます。するとあら不思議、粘土はぴちょんくんのシルエットを保ったまま、くるくると巻き続けることができるのです。粘土は左手でもむときに少し押し広げられるので、ぴちょんくんの輪郭に沿って循環します。

こうやって見た目だけ説明すると、粘土がぐるぐる循環しているだけで空気が抜ける余地がないように感じちゃうんです。きっとそんなことはないのでしょうけど。

 

もやもやしたまま訓練が終わり、重たい体を引きずりながら帰宅し、我慢できなくなってチョコパイを食べながら晩御飯を作って食べてお風呂に入ります。シャワーを浴びながら、ふと「洗顔ネット」がなんとなーく菊もみの粘土っぽく見えてきました。

 

ちょっと試してみます。ネットの持ち手をつかんで菊もみの動きをすると、、お、できる、それっぽくもめる気がします。そして、し、絞れています!いうなれば上の巻いているところで雑巾絞りのように絞って、下のひだひだの方に追い出しています!な、なるほど。。こういうこと?なのか?

 

しかし、恐ろしいことです。この菊もみ、ぴちょんくんの輪郭に沿って延々と巡り続けるので、雑巾絞りのように終わりがありません。つまりぴちょんくんは延々と絞られ続けられるんですね。これはしぼり地獄ですね。